香木線香
ビャクダン科で他の植物の根から養分を吸収する中木の半寄生植物。 樹木に生成される精油(エッセンシャルオイル)によって、心地よい芳香を生み出し、長期に亘って保持されます。殺菌作用や防虫効果もあると言われ、古くから仏像彫刻などにも使われてきました。甘みのある香りはお線香においても非常に人気があります。 |
ジンチョウゲ科の東南アジアなどに生息する。 樹木が害虫や病気によって傷んだり病気になるとその防御として長い時間をかけ樹脂を生成します。インドシナ半島(カンボジア、ベトナムなど)で産出する沈香をシャム沈香、インドネシアサンはタニ沈香と呼ばれます。年数が増すほどに樹脂は密度が濃くなりより良質な香りを持つようになります。 |
沈香は生成されまでに長い時間がかかりますが、より年月を重ねた良質の沈香を伽羅と呼びます。東大寺正倉院に収蔵されている蘭奢待(ランジャタイ)は伽羅の香木です。苦味がありながら甘みもあり厳粛で優雅な香りは世界中で珍重されているものです。 奇楠もまた、良質な沈香を指しますが、伽羅よりさらに良質な最高ものとして位置づけられています。 |
30件中1件~30件を表示